高知の山ん中に、趣ある寺を発見!!
ドライブ中にたまたま発見したとあるお寺。山の中腹にひっそり建っており、境内も人がおらずひっそり。でも、実は由緒あるお寺なんです!
高知県大豊町にある「豊楽寺」を紹介します。
※記事内の写真は、2017年4月参拝時に撮影
山の中腹に建つ「豊楽寺」
高知市内から国道32号線を北上すること約1時間。山間のまち・大豊町(おおとよちょう)へと入る。
たまたま目に止まった「国宝」の看板が気になり、ちょっと寄り道することに。細い山道をゆるゆる登っていくと、そこにはひっそりとたたずむお寺がありました。
正式名称は、大田山大願院豊楽寺。「ぶらくじ」と読みます。
真言宗智山派。御本尊は薬師如来。神亀元年(724)行基により創建されたと伝わる。別名「柴折薬師」といわれ、日本三大薬師の一つとして数えられます。
諸説ありますが、高知県の柴折薬師様、新潟県の米山薬師様とともに「日本三薬師」のひとつに数えられています。また、愛知県の峯薬師様(鳳来寺)とともに日本三大薬師とも言われております。
https://www.hinatayakushi.com/learn/fun/(日向薬師公式サイト)
他に参拝者は無し。職員さんの姿も見えず。でも、この薬師堂がなかなか立派。
なんと、四国最古、高知県唯一の国宝建造物とのことです!
高知の国宝
高知県には現在、国宝が三つあります。
- 豊楽寺薬師堂(大豊町)
- 金銅荘環頭大刀拵大刀身(日高村・小村神社)
- 古今和歌集巻第廿(高野切本)(南国市・県立歴史民族資料館)
上記の中で、建造物として国宝指定されているのは薬師堂ただ一つ。
平安時代後期の特色を持つことから、1151年頃建立、四国最古の建造物と言われています。その歴史的価値が国宝指定された大きな要因でしょうね。
事前予約すれば、堂内の拝観が可能。
お薬師さんってことは十二神将もいる?!と期待したのですが、どうやらいないようです、、、残念!
若一王子宮
同じ敷地内に、若一王子宮という神社も鎮座しています。
神仏習合の名残でしょうか。こちらもひっそり、、、
由緒看板が渋くて素敵なのですが、全然読めない、、、笑
補足メモ
文化財の知識に疎い私ですが、薬師堂をひと目見て「美しい」と素直に思いました。山の中にひっそりと立つ地味なお寺ですが、なぜかいつまでも心の中に残る場所でした。
また、この場所から車を少し走らせた所に、デカ盛りで有名な『ひばり食堂』があります。行列必至の人気店、一度挑戦してみては?
以上、李茶でした。ようおまいりです(_ _)
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