そうだ、お遍路しよう！
2022年5月初旬。突如思い立ち、女ひとりでお遍路に挑戦。第一番霊山寺を皮切りに徳島県内を巡拝した、その珍道中の記録です。
１日目に一番霊山寺〜八番熊谷寺を超特急で駆け抜け早くも疲労困憊。しかも２日目は雨の予報だったため、長距離は歩きたくない。そこで、２日目午前中は以下の行程をたどりました。
6：46 徳島駅発
7：05 南小松島駅着
7：45 恩山寺〜金長神社〜南小松島駅
9：40 間違って徳島行きに乗車
10：30 折り返し徳島駅発
11：17 阿南駅着、1時間列車待ち
四国遍路は、順番通りに回らなくてもいいんです。自己流にアレンジしながら巡拝してOK。そこがお遍路の良さでもあると思います。（でも、やはり順番通りに回るのが一番効率的だと次第にわかってきた）
ということで、札所の順番をいったん無視し、いきなり南下して徳島最終の地を目指す！
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せっかくJRをフル活用するなら、お得なフリー切符とかないやろか？
調べたところ、「四国再発見早トクきっぷ」が使えそうと判明。よっしゃ今日はコイツで乗り鉄遍路ぜよ！
元が取れるかどうかも当然重要ですが、乗車のたびに小銭ジャラジャラする手間が省けるという点がとてもありがたい！キャッシュレス万歳！
十八番恩山寺へ
レトロな車両でガタンゴトン揺られ、爆睡しているうちに南小松島駅到着。
朝の散歩気分で札所へ向かいます。
案内板をこまめに設置してくれているのがありがたい。
南小松島駅から恩山寺までは徒歩40分ほど。もう少し楽したい方は、恩山寺前停留所までバスで行けます。が、どのみちバス停から恩山寺までは山道を歩いて登ることになります。（マイカーなら駐車場まで行ける）
このゆるやかな上り坂が地味にきつい。やはりお遍路は甘くないぜよ。
十八番恩山寺到着
第十八番札所・母養山恩山寺（ぼようざんおんざんじ）
かつては女人禁制のお寺でした。修行中の弘法大師を訪ねてきた母のために、大師が女人解禁の秘法を修得し、母を迎え入れたそう。「母養山」という寺号もその時につけられたとのこと。
私がこうやって参拝できるのは、お大師さんとオカンのおかげということですね。
お遍路の朝は早い。すでに参拝を済ませて次の札所へむかう方たちが多くいらっしゃいました。
下山してそのまま道なりに進めば、次の十九番立江寺と繋がっています。
ですが、私はどうしても行きたい場所があったので、元来た道を戻ることに。
ついでに寄り道「金長神社」
ついでと言っても、いったん南小松島駅へ戻って先ほどと逆方向へ歩きます。ちょっと迷ったので恩山寺から１時間ほどかかりました。
金長神社に到着。
スタジオジブリのアニメ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』ゆかりの地。作中で、六代目金長が主を務める金長大明神として登場します。
また、アニメ『有頂天家族２』にも登場しているそう。
アニメの聖地と言っても、ひっそりこじんまりとした神社で誰もいませんでした。あとで調べてみると、存続の危機にあり、有志たちが神社を維持するために奮闘されているよう。何もできませんが、一神社好きとして陰ながら応援しております。
そうそう。まだ先の話ですが、八十四番屋島寺の「蓑山大明神」もぽんぽこ関連の聖地で、日本三大狸のひとつ「太三郎狸」が祀られています。いつになることやらですが今から楽しみです。
まさかの失態
南小松島駅に戻り、さらに南下すべくワンマン列車に乗車。車窓から見えるのどかな景色をぼーっと眺めていると、、、
＼とくしまーとくしまー／
え？！しまった逆方向！！（◎言◎；）
慌てて反対方向の列車に飛び乗り、計画を練り直す。
▼当初の予定▼
南小松島駅→新野駅→平等寺→薬王寺→立江寺
▼予定変更後▼
徳島駅→阿南駅→薬王寺→立江寺（平等寺は翌日に）
早朝に出立したおかげで、なんとか挽回できました。
阿南駅で小休止
11時過ぎに阿南駅到着。日和佐へ向かう乗継列車は１時間後。
駅から歩いてすぐのショッピングセンター「フジグラン」で、食料調達です。
全く遍路道じゃない日常の生活圏に、白衣を着たバックパッカー堂々入店。そんなの全然気にしない地元民、さすがです！
せっかくなので駅周辺をうろついてみたけど、何もない！時間を持て余してしまった、、、
定刻通りに、阿波海南行きの列車が到着。今度はきちんと行き先を確かめて乗車しました。（ここで間違ったらもう挽回できない）
いったんまとめ
早朝に徳島駅を出発して、恩山寺と金長神社を参拝。
予定通り順調に進むかと思いきや、乗り間違いという阿呆なハプニング。予定を変更しつつ、２日目後半は徳島最終の地へ向かいます。
続きは次の記事にて。
以上、李茶でした。ようおまいりです（_ _）
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