
そうだ、つなぎ売りやってみよう!
まいどおおきに。ビビり投資家の李茶です。
「クロス優待」という言葉をしばしば目にするも、何のことだかさっぱりだった私。
ですが、楽天証券さんのサイト上でつなぎ売りを活用して株主優待を獲得する方法が紹介されているのを見て俄然興味が湧き、2025年6月に早速挑戦。無事つなぎ売りデビューを果たしました。
実際の取引画面をお見せしながら、つなぎ売りの流れを紹介しようと思います。
「つなぎ売りやってみたいけどよくわからない」というひよっこ投資家さんの参考になれば幸いです!
まずはじめに
本題に入る前にひとつだけ。
「クロス取引」と「つなぎ売り」ってどう違うねん?!という疑問が出てきたので調べてみると、
クロス取引とつなぎ売りは、ほぼ同じ取引ですが、取引のタイミングに違いがあります。
まず、「クロス取引」は、現物株の買いと信用取引の売り建てを同時におこなうことをいいます。一方の「つなぎ売り」は、元々現物株として持っている銘柄を、新たに信用取引で売り建てすることをいいます。
https://www.kabuyutai.com/advice/standard/standard13.html
わかるようでわからない。汗
とりあえず、私の利用している楽天証券さんでは「つなぎ売り」と記載されていたので、本記事はそれに合わせることとします。
つなぎ売りで優待獲得するための5ステップ
- 信用取引口座の開設
- 銘柄探し
- 現物買い
- 信用売り
- 現渡
- 貸株料確認
Step1|信用口座の開設(事前準備)
「信用取引はよくわからないし危なそう」とこれまでノータッチだったため、まずは信用取引口座を開設しました。
口座開設には一定条件が必要なようです。私は日本株の現物取引をやっているので難なく承認されました。
また、信用取引を行うには最低委託保証金が30万円以上必要とのこと。口座の預り金に余裕を持たせてから始めましょう。
Step2|銘柄探し(事前準備)
楽天証券トップ>>国内株式>>株主優待>>つなぎ売りモード

こちらのページで購入可能な株数が確認できます。
6月は権利落ちをむかえる銘柄がたくさんある月なので、何にしよっかな〜と期待に胸膨らませていたのですが、、、


ほぼ在庫0やん。
つなぎ売りの厳しい現実をここで初めて知りました。
優待投資家さんたちのブログを読んでみると、数年前から株主優待目的のつなぎ売りの人気が高まり、目当ての銘柄を獲得するのは至難の業となっているよう。
在庫がたくさんある銘柄はおおかた「6ヶ月以上継続保有の株主のみ」という条件付きで、つなぎ売りだと条件を満たせないんですよね。
もうこれは駄目だなと諦めつつ権利付最終日前夜にもっぺん売り建可能数量を確認してみたところ、目ぼしい銘柄を一つだけ発見!
その銘柄で人生初のつなぎ売りに挑戦してみました!
Step3|現物買い(権利付最終日)
私がロックオンした銘柄は、2206江崎グリコ。
6月末時点で100株保有(継続保有3年未満)していると、1000円相当のグループ製品(主にお菓子)がいただけます。
6月26日が権利付最終日だったので、25日の夜に注文しました。
数量:100株/価格:成行/執行条件:寄付

Step4|信用売り(権利付最終日)
上記の現物買い注文が完了したら、すぐに信用売りを注文。
売買:売建/売建信用区分:一般(14日)/売却株数:100株/価格:成行/執行条件:寄付

現物買いと信用売りを同時に発注することがつなぎ売りの要です。これをしくじったら元も子もありません。
翌日、約定内容を確認。

現物買いと信用売りが同じ価格で約定しているので、ひとまずつなぎ売り成功!
Step5|現渡(権利落ち日)
権利付最終日6月26日の夜に、信用取引画面から現渡(げんわたし)の注文を入れます。
楽天証券トップ>>信用建玉一覧>>現渡


この時点で、わたしは江崎グリコを100株保有しています。(昨日現物買いで購入した分)
この株本体を証券口座に渡して、空売り状態の100株(昨日信用売りした分)を決済します。
それが現渡です。(当の本人もいまだ理解できてません)
現渡は権利付最終日16時以降に注文すると翌日に約定します。慌てて16時前に注文しないよう注意。
権利落ち日の6月27日に確認してみると、無事現渡が約定していました。

Step5|貸株料の確認(売買完了後)
信用取引で売り注文をする際、証券会社から株を借りるための手数料が生じます。それが貸株料です。
現渡完了後に取引履歴を見ると、貸株料がいくら引かれているのかを確認できます。

貸株料は、つなぎ売り〜現渡までの保有日数分かかるため、
権利付最終日につなぎ売り→翌日の権利落ち日に現渡
の最短取引が理想。
ですが、人気の銘柄を獲得したい場合は、手数料を払ってでも早めにつなぎ売り注文をする必要がありそうです。
今回は「現物買い・信用売り・現渡」を最短日数で完遂しました。


これで12月にお菓子が届くはず、たぶん(不安)
まとめ|つなぎ売りをやってみてわかったこと
優待目的のつなぎ売りに初挑戦してみて学んだことはこちら。
- 欲しい銘柄を獲得するのは至難の業
- 最短日数でつなぎ売りできるかは時の運
- コストと優待内容を比較しておくべし
絶対に欲しい銘柄がある場合は、シンプルに現物買いして長期保有がマストかな。長期保有することで優待内容がアップする銘柄もありますしね。
たまたまいい銘柄が残っていたら買おうかな、くらいのスタンスでつなぎ売りを活用していこうと思います。
何はともあれ、実際に取引してみて経験値を積み重ねることが一番大事。これからも少しずつ資金を投入しながら株式投資の知見を深めていく所存です。
以上、李茶でした。おおきに(_ _)
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