先日、仕事でお世話になっている方から聞かれたこと。

最近御朱印を始めたんやけど、神社とお寺って分けた方がいいんやろか??
はい出ました、御朱印あるある!
巷でよく耳にする疑問ですよね。皆さん各々のやり方で楽しんでおられると思います。でも、今だこの疑問にオロオロしている御朱印初心者もいるはず。そんな迷える仔羊さんたちのために、筆者なりの見解をまとめてみました!
※各神社・寺院によって、作法や戒律は異なります。また本記事は筆者の個人的意見を含む内容になっているため、あくまで参考程度に捉えてください。
まず結論。必ずしも分ける必要はないけれど...
結論から言うと、
絶対分けるべし!という決まりはないけど、神社とお寺は区別しておいた方が無難やで。
これが私の個人的見解です。
その理由について、説明していきますね。
神社とお寺、分けた方が良い理由
どこで何言われるかわからない
神社とお寺の御朱印を一緒にしていると、ごくごく稀に御朱印を断られることがある、、、らしい!?
あくまで「らしい」です。どのサイトを見ても「らしい」と濁しているし、私自身も直面したことはないからです。
筆者は巫女さん時代、「まとめる派」の参拝者をたくさん見てきました。なので、神社仏閣の御朱印を一冊にまとめても、ほぼ問題はないと思います。
ただ、断られずとも、帳面を渡した時に「ん?」と一瞬顔をしかめる方はいますね。普通に書いてくれますが、「失礼なことをしてしまったかな〜」と内心モヤモヤして帰ることになります。
私はかなり小心者なので、何か言われないだろうかとドキドキしながら御朱印をお願いするのが嫌。なので、2冊持ちするようになりました。
私と同じようなガラスのハートの持ち主は、神社とお寺を分けておいた方が無難、というわけです。
分けた方がスッキリ見返しやすい
「○○神社」という御朱印の隣ページに「南無阿弥陀仏」と書かれていたら、なんかちょっとモヤモヤする…のは私だけ?いただいた御朱印の数が増えるほど、それが顕著になります。神社は神社、お寺はお寺、で固めた方が見返した時に気持ち良い。
ということで、2冊持ち。
「そんなのかんけえねぇ!」って方は、どうぞお好きに。
神社とお寺の帳面、どう選ぶ?
御朱印をいただく帳面も然り。神社は神社のもの、お寺はお寺で拝受したものに御朱印してもらうのが最良かと思います。表紙に「〇〇神社」って社名が入っているのに、開いたら「南無妙法蓮華経」って書いてあるの、なんか嫌でしょ?(私だけ?)
昨今は社寺に限らず、量販店やネットショップでも御朱印帳を販売しています。そういったものなら、社寺名が入っていないのでどちらで使っても問題ないでしょう。ただ、だいぶ流通しているとはいえ、「市販品」をあまり良く思わない方もまだまだいらっしゃると思います。
書いてもらう御朱印だけでなく、御朱印帳自体も神様仏様のパワーが宿った「授与品」と捉えるのだとしたら、神社仏閣でいただいた御朱印帳に御朱印を書いてもらうのが、最もシンプルかつご利益をいただける方法かもしれません。
でもやっぱり一冊に集約したい方へ
分けた方が無難なのは分かるけど、やっぱり2冊持ちは気が引けるなぁ。
そんなあなたには、こちらはいかが?
使い勝手は微妙?表裏使い分け作戦!
ズボラが高じて一度試したのが、「表裏使い分け作戦」。表側は神社で固めて、裏側はお寺で固める。
帳面は社寺名の入っていないオールマイティなものを使用。帳面を開いて出せば、神社仏閣を一冊に集約しているとはわかるまい!という魂胆。笑


ただ、神社とお寺が同じペースで進まず一方が先に終わってしまって困ったので、すぐ断念しました…。
神仏集合!な御朱印帳もあるぞ
関西の主要な神社仏閣がタッグを組んだ「神仏霊場会」。“神仏”と思いっきりまとめちゃってます。その専用御朱印帳がこちら。

会に加盟している社寺を巡るのが目的となりますが、この1冊で関西の154社寺をコンプリートできます。ネックは、分厚くて重いこと。入手してみようかな〜と思いつつ、この分厚さにいまだ手が出ません。笑
>>神仏霊場会 公式ホームページ
まとめ
「御朱印帳、神社とお寺は分けるべき?」という疑問。筆者の個人的見解をおさらいします。
▶︎神社とお寺の御朱印は、どちらかといえば分けた方が無難。
- 断られることは、おそらくほぼ無い?
- ただ、あまり良く思わない方はいらっしゃるはず。
- お守りを返納する時は神社とお寺を分別する。その考えでいくと、分けるのが現代的マナーかも。
- 神社とお寺を分けておいた方が、後で見返しやすい。数が増えると特にそう感じる。
▶︎ただ、一緒にしたとしても問題が生じることは(おそらく)ほぼ無いので、個人の好みで判断すれば良いと思う!以上!
テキトー感溢れるまとめですみません…。答えになってるのかなってないのかあやふやですね。
御朱印に限らず神社仏閣マナー全体に言えるのは、「絶対こうしなければいけないという法律があるわけではない」ということ。「あぁしたら効率良いよね」「こうしたらそれっぽいよね」と、時代の流れや人の営みから生まれてきた行いが「作法」として定着し、今に受け継がれていることが多いと思います。
なので、神様仏様に失礼のないよう配慮しながら、自分なりの創意工夫をしていけばいいんじゃないかな。
以上、李茶でした。ようおまいりです(_ _)
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