【コロナ禍の京都】おそらく人生最初で最後の光景。静寂に包まれた清水寺を詣る

ひとりの週末

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まいどおおきに。にわか京都人・李茶です。

新型コロナウィルスが世界中で猛威を奮い、世の中は一変しました。

インバウンドの恩恵を大いに受けていた京都。街の経済への影響は計り知れないものがありました。もちろん私も“Stay home”を心がけていましたが、「京都の今をこの目で見ておきたい!」と思い、緊急事態宣言発令中に京都の街中へ。

向かった先は、京都屈指の観光名所・清水寺。

2020年4月下旬に参拝した時の貴重な記録です。

京都屈指の観光名所 音羽山清水寺

誰もが知る京都屈指の名所、清水寺。

書くまでもないとは思いますが、簡単に説明しておきましょう。

正式名称は「音羽山清水寺」。
北法相宗の本山。西国観音霊場三十三カ所第16番札所。778年(宝亀9)延鎮上人が開山、798年(延暦17)坂上田村麻呂の創建と伝えられている。“清水の舞台”として知られる本堂(国宝)には、御本尊の「十一面千手観音立像」を安置。798年(延暦17)創建、1633年(寛永10)に再建されて今日に至る。1994年(平成6)に、「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録された。

本堂正面。伽藍(がらん)がガラーン。はい、しょうもないです。

授与所は開いていますが、皆さん暇そうです。

清水の舞台に立つと、なんとも心地良い初夏の風が吹いていました。

新緑に彩られた清水の舞台

奥の院から見た清水の舞台。誰もがカメラをかまえる、定番の撮影スポットですね。

ここからの景色をこんなにもゆっくり眺めたのは初めてです。青もみじの中に建つ清水の舞台、遠くに見える京都市街と京都タワー。

京都ってこんなに美しかったんだ。

私の他にもちらほら参拝者はいましたが、皆さん自然と声をひそめて静かにお詣りしていました。

下から見た清水の舞台。

後ろを通った青年が「清水寺のパンチラか」と呟いた。チラッどころじゃないけどね。笑

清水の舞台と並ぶ人気スポット、“音羽の瀧”。

「清水寺」という寺名の由来となった場所でもあります。普段なら、願いの叶う水を求めて行列ができているのですが、この日はごらん通り。なんか水がちょろちょろ出ているなぁくらいにしか見えない、、、。哀愁漂う姿もまた貴重ではありますが。

三寧坂、二寧坂

清水寺を出て、名所の坂道を下ります。

清水焼の店や食べ歩きグルメの店が軒を連ね、日常なら先に進めないほど人で溢れる場所。

ほとんどのお店が閉まっており、ひっそりと静まりかえっています。何度も通った馴染みのある道なのに、初めて来たかのような感覚。

八坂の塔

“八坂の塔”という呼び名で知られる、法観寺の五重塔。その姿をしっかりとらえることのできる人気の通り道です。

以前撮影した写真が残っていたので、比較してみました。

(左)2019年11月撮影 (右)2020年4月下旬撮影

ここから八坂神社まで行ったのち、帰途に着きました。

まとめ

京都で雄大な自然を感じることは少ない。人工的なまちだなぁとつくづく思います。

でも、それは決して悪い意味ではありません。先代の京都人たちが築いてきた創意工夫や美意識がそこかしこに散りばめられており、それを知る・楽しむことが京都の魅力だと思うから。

観光客で賑わう京都のまちも華があっていい。でも、コロナ自粛で人のいなくった京都の姿を見たからこそ、「京都の良さって何だろう」と今一度考えることができました。京都に限らず、当たり前だった言動・思考をちょっと変えてみる前向きなきっかけになったのではないかな。

新型コロナが終息し、京都は再び観光客で溢れかえっています。あの時の光景を貴重な記録として残しつつ、賑わう京都も楽しんでいこうと思います。

以上、李茶でした。ようおまいりです(_ _)

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